続・マスク特需の時代 ~快適な夏用マスク~

最終更新: 6月20日



新型コロナウイルス(以下、コロナ)対策で夏用マスクのニーズが高まる中、より快適なマスクの需要が伸び、その製造・販売に参入する企業が増えているそうです。前回、小欄の心配をよそに、マスク特需を商機とみた企業は快適さを競う夏用マスクの販売に動き出しました。熱中症予防対策とマスク着用の習慣が今年の夏から始まっていますが、今日の気温も30℃越えで、ここ数日7月並みの真夏日です。どのような夏用マスクが登場するのか、少し楽しみになってきました。


ところで、マスクの有用性を示唆する分析結果を米国の国立衛生研究所(NIH)のチームが米国アカデミー紀要に発表したことが話題になっています。コロナ感染者が1分間話すとウイルスを含む飛沫が少なくとも1000個発生するそうです。コロナの感染者の唾液1ml当たり700万個のウイルスが含まれているという別の研究を基に推定値を換算した結果がこの数値です。さらに、飛沫は8分間以上、空気中を浮遊するといい、同チームは換気が悪い場所での日常的な会話がコロナの感染ルートになっている可能性が高いと指摘しています。

また、ドイツの大学の研究チームでは、同国でのマスクの義務化がコロナの感染者を「大幅に減少させた」とする研究結果を発表しました。早期にマスクを義務化した地域の事例を基に比較・分析した結果、「統計的に強い確証」を得られたといいます。

政府は緊急事態宣言の全面解除後も、第2波の懸念から引き続きマスクの着用や部屋の換気等を求めています。

余談ですが、日本でコロナ禍が叫ばれる前の1月初旬、地下鉄に乗っていた筆者はある印象的な出来事に遭遇しました。インバウンドで日本を旅行中なのか、大きな荷物を引きずって乗車してきた2人の外国人女性が、筆者の前に座りました。花粉症の筆者は大きなマスク姿だったのですが、それを見てひそひそ話を始めて薄笑いをしていました。おそらくアンチマスクの西洋人だろうと思いましたが、マスクで隠れた目から下の筆者は少し不愉快でした。その後、コロナ禍であの女性たちも今はマスクをして「ステイホーム」を余儀なくされているのではないかと想像しました。まさか日本でよく見かけた奇妙なマスクを自国で日常的に使用が現実のものになるとは99.9%思っていなかったでしょうから。全世界でコロナ禍が人々の生活に笑いごとではない異変を起こしているのではないかと容易に想起させるエピソードでした。


日本人はマスクに抵抗の少ない国民性で幸いでした。これからは厳しい暑さの中、マスクの有効性を理解し、適宜社会的距離を保ちながら「快適な夏用マスク」で乗り切っていきたいものです。

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