新型コロナウイルスに予防効果のある食品はあるのか?~消費者庁改善要請~

最終更新: 4月13日



新型コロナウイルスに予防効果があるかのような※健康食品等、平時であればその様なウソに翻ろうされることもない事件が現実に起こりました。根拠がないのに新型コロナウイルスを予防すると標ぼうした34もの事業者に先週、消費者庁から改善要請が出されたのです。 全世界は今、未知の新型コロナウイルスが猛威を振るい、人々は苦しみ、各国、国を挙げて先の見えない敵との戦いに全力を注いでいます。医療崩壊をした国も出てしまい、あのWHOのテドロス事務局長の警告はあまりにも遅きに失し、宙を舞い、現実に人々はひどい状況にあえいでいます。このような事態は本当に今までにはなかったことです。 日本でも各人が強い危機意識をもち、感染予防に努める事しか今のところ予防法はありません。そんな中、人々の恐怖心や焦燥感に便乗して新型コロナウイルスに効果があるかようなデマの食品広告が出た事は許しがたいと思います。特にこのウイルスは高齢者に多くの死者を出しています。外出自粛で自宅にいる時間が長くなると、高齢者に限らず、目にする機会が増えるのが新聞広告やテレビCM等です。今ほど事業者に正しい見識に基づく食品広告が求められる時はありません。 話は少しそれますが、同じ食品広告において年末年始にかけて、インフルエンザウイルスが流行する頃、乳酸菌で免疫力効果に期待がもてる、あるいは免疫力の向上等の広告が幾つか見受けられました。食品名はなくとも容易に※健康食品と結びつく広告は食品広告と見なされ、ヒト試験による科学的根拠が必要になります。しかし、この根拠が動物実験や試験管実験の成果であったり、あるいはまともな科学的根拠論文ではなかった場合は、それらはあたかもヒトに効くような表現「あたかも表示」となり、著しく事実に相違する表示、または著しく人を誤認させる表示として健康増進法の虚偽誇大広告や景品表示法の優良誤認に該当する恐れがあり、注意が必要です。


食品に科学的根拠があれば「機能性表示食品」として届出ができますが、そうでないならば、※健康食品がテレビCMなどで消費者に対してインフルエンザの季節に安心感をもたらすような印象を与える広告は、コロナ広告同様、悪質なデマ広告であると言われても仕方がありません。


先日、連日のようにコロナ関連を伝えるテレビの某情報番組で予防法の議論の中で感染症の専門医が「ウイルスに効果のあるヨーグルトはありません!」ときっぱりと語っていたのが印象的でした。 現在、日本経済も厳しい局面を迎えていますが、この様な時期に限らず、食品事業者は常に襟を正し、消費者に正確な情報発信をお願いしたいものです。 コロナ禍の一日も早い終息と治療薬ができることを願わずにはいられません。 ※健康食品とは:保健機能食品以外の「いわゆる健康食品」を指します(消費者庁分類)

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