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「ディオバン」判決の影響は?

最終更新: 2019年12月18日


ある新聞の記事です。課徴金導入の契機となったノバルティスファーマの降圧剤「ディオバン」をめぐる不正研究の問題をとりあげています。裁判で検察は、研究不正があった学術論文が「広告」に当たるとして薬機法66条違反を求めた刑事訴訟は、一審、二審は無罪。裁判所は広告3原則を理由にその訴えを退けた判決がなされたというものですが、医薬品で起きた研究不正の問題は、健康食品業界にも影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしています。


あくまでも筆者の個人的な意見ですが、これは不正が行われた論文に基づく広告であることが争点なのですから、それを立証すべきだったでしょう。判決のように「論文それ自体は広告に当たらない。」おっしゃるとおりです。でも、何かおかしくありませんか?


薬機法の広告の3原則は最近変化しています。どちらかというと景表法、健増法の解釈に寄ってきています。商品名がなくとも広告と判断することもあり、薬機法の広告判断も変わりつつあるようです。


そのような中で、この判決は薬機法の広告の3原則に基づき判断されたものであり、広告に不正研究介入を暗に認めたことになりませんか。今回の判決は薬機法に限らず研究不正の問題が、今後どのように扱われていくのか健康食品関係者も注視が必要と感じさせられました。